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執筆者の写真林好子

音楽家にとって最高の瞬間


昨日は、ブルース・ファートマン先生の音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク・ワークショップに通訳として参加してきました。

ブルース先生のワークショップには何度も通訳やアシスタントで参加していますが、いつも新しいアイデアや発見があります。

今回は、こんな新しいアイデアがありました。

音楽家にとって最高の瞬間

それは頭で描いているもの(自分が表現したいものなど)が、音にダイレクトに表現されていく瞬間。

頭(想い)と音の間にある身体は何の邪魔もせず、あるいは何かをしようとするでもなく、ただ頭で描いた音がそのままそこに奏でられている。

そんな瞬間が美しいのだと。

通訳しながら、「なるほど・・・」と変に納得してしまいました。

そして、その最高の瞬間というのは、どの分野、どのアクティビティであっても起こり得るような気がしました。

ダンサーも、武道家も、セラピストも、アスリートも。

私たちはついつい理想を求めて自身の身体をあれこれコントロールしてしまいがちですが、そんな時はどこか窮屈感を感じていたり、理想に近づいていそうで遠のいている感があります。

学ぶプロセスとして時にそうゆうことも必要かもしれませんが、どこかでそれを捨てていかないと、その美しき最高の瞬間は味わえないんだろうなと思います。

そして、意識を使うことは大切ですが、意識で身体を支配することなく、かつ無意識になることなく、ちょうどいいそんな意識の使い方があるように思います(まだちゃんと言語化できませんが)。

美しき最高の瞬間

きっと求めた時点でそれを得ることはないでしょうから、向こうからやってくるのを待ちたいと思います★


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