アレクサンダー・テクニーク教師&理学療法士 林好子のブログにお越しくださりありがとうございます。
アメリカにきてから始めた剣の朝稽古。
最初の頃は基本の素振りだけをひたすら繰り返していたんですが、ぼちぼち剣技1という型のお稽古を始めてみました。
予想はしてましたが、
やっぱり難しい・・・
やればやるほどボロが見えてきます。
とはいえ、自分のボロが以前よりはっきり見える(感じる)ようになったので、そこは成長としておこうかなと(苦笑)。
剣技1をやっていて気づいたボロの一つは
心の切り替えが遅いということ。
切る方向を180度転換していくのですが、身体の動きを導く心の動きが遅すぎて、結果的に身体がぎこちなくなってしまう。
「心が体を動かす」原理はどこえやら、心が身体の後を追っているときすらあるではないか・・・。
心の切り替えをもっと速く!と思ってやると、心はどんどん未来に慌てて行ってしまって、今やるべき振りを完了できない。
もちろん身体に力みがでてくる。
身体の動きを遅らせて心を先行させようとしてみると、今度は心身がバラバラ、心身分離になってしまう・・・。
心の切り替え、心が体を動かす・・・
シンプルなようで難しい。
ちなみに、「心の切り替え」が苦手なのは私の日常でも同じ。
何か嫌なことがあると執着してしまって、なかなか気持ちが切り替えられない。
次へ進まなければと思いつつ、心はそこに留まってしまう。
そんな暮らしの癖が合氣道の癖にもつながっているんでしょうね・・・。
少し余談になるんですが、私がアレクサンダー・テクニークのトレーニングをアメリカで受けている時、
自分の暮らしの癖がアレクサンダー・テクニークのティーチングやハンズオン(触れる)癖に繋がっていると実感したことがありました。
それは何かというと、確実なものを好む(安全志向)という癖。
アメリカで外食する時はニューメキシコ料理(メキシコ料理とほぼ同じ?)を食べる機会が多いのですが、当時の私はいつも確実に美味しくて好物であるブレックファースト・ブリトーというものばかり注文していました。
食べたことのない料理が沢山あるのにそれには手を出さず、つまり、もっと美味しいものに出会うチャンスよりリスクを避け、
確実なものを選ぶ傾向を持っていたわけです。
そんな癖がアレクサンダー・テクニークでも出ていて、自分が得意で上手くいくであろう触れ方(ハンズオン)を好んでやっていました。
そんな癖を知ってか知らずか、いや、確実に知っていました、私の師匠。
ある時から得意技を封印され、新しい触れ方、苦手な触れ方をどんどん要求され、脱習慣のトレーニングが始まったわけです。
そのおかげで、私、だいぶ習慣(癖)が変わったように思います。
アレクサンダー・テクニークを教えている時は、リスクを冒してチャレンジすることを好むようになりました(たまにもう少し確実なことを積み重ねた方がよいかなと思う時もありますが・・・苦笑)
そして、今年ニューメキシコ州に来て4週間近くになりますが、なんと様々なニューメキシコ料理を楽しむ私がいるじゃありませんか!!
我ながらビックリです。
やっぱり暮らしの癖って他のところでもでるんですね。
話が少し合氣道から逸れちゃいましたが
合氣道の癖も 暮らしの中の癖も同じなんだろうなと思います。
だから合氣道の中で癖を変えたら、暮らしの中の癖も変えれるんじゃないかと期待しているのです。
そして逆も同じ。暮らしの中の癖が変われば合氣道の癖も変わるんだろうと。
ということで、日常でも心の切り替えを速くできるようお稽古していこうと思います♪
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