サンタフェでのアレクサンダー・テクニークのトレーニング、1年ぶりに師匠ロビンと学ぶ時間は濃厚で刺激的で、時間感覚を失う充実した時間でした。
彼女のスキルと知識、そして想像力と頭の回転の速さにはいつもながら感動させられる。
彼女のいる果てしなく高いレベルに私はいつかたどり着けるんだろうか?と一瞬不安がよぎることもあるが、それは一瞬であって、彼女と学んでいるといつかたどり着けるんじゃないかと思えてくる。
そして、彼女のレベルを目標に努力していける自分がにいる。
そんな風に思えたり、努力していけるのも師匠のおかげ。
彼女は自身のもつ能力を、それぞれの生徒のレベルや世界にあった形に噛み砕き、遠いゴールに向けて一歩ずつ着実に近づけてくれる。
アーティスティックなスキルはより論理的あるいは科学的な表現に置き換え、理論的な要素は経験や様々なメタファーを通して腑に落としてくれる。
曖昧が故に真実である要素は可能な限り明確な形に置き換え、明確が故に矛盾が生じるものについては本質に近づけるようにビジュアルイメージや適切な曖昧さが残るものを通して教えてくれる。
そして彼女は自身の才能や能力を見せびらかすことはなく、生徒にもできるものとして目の前に提示してくれる。
自身が成功するのではなく、生徒が成功することを自分の成功として存在している。
個性を尊重しつつも、変わるべきところは変わるべきものとして、生徒が今いるところから一歩先の未知へと導いてくれる。
そして、彼女自身も常に未知の部分に進もうとしている。
そんなわけで、彼女の元でトレーニングを受けていると、アレクサンダー・テクニークそのものについてだけでなく、教育とは何か?人を育てるとは何か?を同時に学んでいるような気がしてくる。
いやいや、気のせいではなく、そうなんだろうと思う。
そんなことを同時進行で指導できる彼女を尊敬するとともに、自分を導いてくれることに改めて感謝するトレーニングでした。
そして、仲間と一緒に学ぶ時間、なんとも心地よかった〜♪
安全・安心を感じられる空間があるから、それぞれが自身の課題を包み隠すことなくさらけ出し、互いに学び合える。
しっかり耳と心を傾けてくれるみんながいるから、拙い英語でもしゃべりたくなる(笑)
そして、卒業し教師になった今も、その肩書きにプレッシャーを感じることなくトレーニング生と一緒にワイワイ学ぶことができた。
これも全部仲間のおかげ。感謝感謝です。
このトレーニングでは、自分がアレクサンダー教師として目指したいものが少しクリアーになってきたように思う。
的確に言語化できるのはまだまだではあるけど、感覚的には捉えられてきている気がする(もちろんそれはいつ何時変わっていくかわからないけれど)
そして、いくつかの課題を解決し、また新たな課題が見つかった。
もちろん新しいアイデアやスキルもゲットした。
3日間で学んだことを、日本に帰ってから一つづつ消化吸収し直していこうと思います。
明日出国。名残惜しさはありますが、最高のお土産を持ち帰ることができたので、気持ちよく出国できそうです☆
あと1日、ニューメキシコ州のブルースカイを楽しみたいと思います♪