今日のアレクサンダー小話は
「内から刺激」について
お話ししたいと思います。
人生とは刺激の連続です。
例えば職場。
苦手な上司や部下、
仕事の締め切り、
大事なプレゼン・・・。
様々な難しい刺激を前に
心身に緊張を抱えている人は
少なくないのではないでしょうか。
一時的な緊張なら乗り越えられるかもしれませんし、
多少のストレスは自分の成長につながります。
しかしながら、中には
心身の緊張が限界に近づき、
仕事を辞めようか…
と迷っているという方もおられると思います。
レッスンを受けられる方の中にも
そういった状態でお困りの方が少なからずおられます。
その方と向かい合わせに座っていると、
その方は何かに怯えているように、
危険が迫っているように
見えることがあります。
えっ、私? 私って怖い??
いやいや、そんなことはありません^^;(そう願っております、笑)。
レッスンでは安心・安全な場を提供するということを心がけていますし
生徒さんにとって危険な状況ではありません。
レッスンを受けにきたということは
生徒さんにとっては私はいわば救世主的な存在。
初対面という緊張は多少あるかもしれませんが
お話しされる様子から
私に特別な警戒心を抱いている印象はありません。
しかしですね、
身体はやっぱり危険信号を出しているように見えるんです。
私たち人間はもちろん、動物も、
突然の大きな音や不気味な気配を感じると
ある種の恐怖の反応をします。
パッと目を見開いたり、
首をすくめたり、
後ろにのけぞったり、
息を詰めたり•・・
基本的に身体は過緊張になり
ブレーキをかけたような状況になります。
自分の意思でそれをやっているというより
本能的に身体がそう反応します。
もしですね、
そういった身体の反応が
ずっと続いていたらどうでしょうか?
刺激のあるなしに関わらず
身体は自分の脳に危険な状態だよと
常にメッセージを送っているのではないでしょうか。
それでは24時間、心も身体も休まりません。
最初に過度な緊張を生んだきっかけは外からの刺激、
苦手な上司や多大な仕事量だったかもしれません。
しかしながら、
その刺激に対しある種の反応をし、
かつ、その反応を手放さず、
緊張を慢性化させているのは自分自身です。
厳しいようですが、それは事実です。
そして、その慢性化した緊張が
知らず知らずのうちに内からの刺激となって
自分自身にストレスを与えています。
さらに、
緊張を抱えた身体で世界と向き合うと、
世界が危険なもののように見えてしまう、
職場は安全でないと認識してしまうこともあります。
世界は安全だ、
どんな職場でも頑張れる、
頑張るべきだ!
と言うつもりは全くありません。
事実、そうではないと思います。
世界は時に不条理で不公平だったりします。
だから、
自分を取り巻く環境を変えても、
また同じような難しい状況は起こり得ます。
それならば、
変えられない世界を変えようと努力するのではなく、
自分自身の使い方を変える努力をしてはどうでしょうか?
外からの刺激に対する自分の反応を選択できるようになる、
抱えた緊張を手放してリセットできるようになる、
世界は安全でなかったとしても
自分自身の内側は可能な限り平穏でいる。
それが生きる知恵・生きる力を身につける
ということではないかなと思います。
偉そうなことを言っておりますが、
私ができているということではありません。
日々、トライしては失敗し、
ちょっと改善し、また失敗を繰り返しています。
でも、
このチャレンジをやめてしまうと
緊張はどんどん積み重なって
最後は自分自身に限界が来てしまいます。
そして何よりも
自分自身が平穏に
そして
美しく世界を見て生きていきたいと思うのです。
だからこそチャレンジし続ける。
これが大事なのではないでしょうか。
とはいえ、
一人でそれをやるには決して容易でありません。
私も20代から30代前半にかけて
緊張がピークに達した時
自分ではどうしようもなくなりました。
3年後、5年後の自分を想像した時
このままではいけないと思い
アレクサンダー・テクニークにという分野に踏み出していきました。
心身の緊張で毎日が辛いという方、
一人で悩んでいる方、
限界が来る前に
仕事を辞めるという決断の前に
ぜひレッスンにお越しください。
そして、今回、そういったお悩みを抱えている人を対象に
「慢性化した緊張を手放すためのオンライン4日間チャレンジ」
を開催することにしました。
そして、
下にあるリンクを通してお申し込みくださった方は
無料でご参加いただけますのでチェックしてみてください。
4日間チャレンジの詳細及びお申し込みはこちらから
↓↓↓↓
からだには沢山の可能性が眠っています!!
Comments