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執筆者の写真林好子

習慣に気づいたら祝福しよう!


今日お伝えしたいこと、それは「習慣に気づいたら祝福しよう!」です。



生徒さんとオンラインで20分のエクササイズ(筋トレでもストレッチでもない自分を整えるエクササイズ)と、その後に10分程度のフィードバックをやっています。

ある日のフィードバックの時間、一人の生徒さんが不安げな顔で「立っている時に膝をギュッと固めていることに気づきました。でも固めるのを止めるできませんでした…」と。



「おー、すごいじゃないですか! ◯◯さんはずっと膝を固めていたけど、それに気づかずにこれまで生きていたわけですよね。いま気づかなかったらこの先もずっと固めたまま人生を終えてたかもしれませんよ。いま気づけてよかったです!」と祝福しました。



そう、習慣に気づいたらぜひ祝福してほしいのです。

なぜなら、それは変化・上達への一歩を踏み出したから。



よく考えてみてください。

何かうまくいかないな〜、思うように動けないな〜という時、その上手くできない背後で自分が何をやっているのか、どこをどんな風に緊張させているか知らないことの方が多くないですか?



他人からこうなってるよ!と指摘されて分かった気がするかもしれませんが、他者に指摘されるまで知らなかった(感じ取れなかった)わけです。そして、指摘されてからも実は自分では分かっていないということも多々あります。



また、痛みや不快感がある方は、その感覚を通して緊張に気づくことはあっても、その部位以外の身体がどう動いているか知っていますか?と尋ねると意外と知らないのです。



ですから、どんな小さなことであれ自分で自分の習慣に気づいたら、それは祝福に値するのです。



私たちの多くは習慣に気づくと、それをできていないこと・悪いことという枠組みの中に簡単に入れてしまいます。でも、人は気づいていないことを変えることはできませんから、習慣に気づくことは変わるための確実な前進です。ですから落ち込む必要はありませんし、むしろ喜んでほしいのです。



そして、次の一歩に向けて小さな観察を積み重ねていく。

日常の中でこの膝はどうなっているんだろう? どんな時に固めているんだろう? それ以外の脚の関節はどうなっているんだろう?と観察してみる。これもひとつの前進です。今までやったことなかったんですから。



そして観察が上手くなったらあの手この手を試して、ちょっとずつ緩めてみる。ここでも多くの人がいきなり100%良い状態を目指していますが、ちょっとずつで良いのです。



時々エクササイズの中で「さっきの1割減の力でやってみて〜」という言葉をかけることがあります。1割(10%)減らせたら上等です。1割(10%)が難しかったら5%、3%だけさっきより減らしてやってみれば良いのです。



そうやって確実に自分を上達させていく。自分で自分を機嫌良くしながら上手くなっていく。いつかではなく、毎日小さな成長を繰り返していく。



自分のためにやっているのですから、ダメ出しばかりして自分で自分の足を引っ張らないようにしましょう! 私が長年ダメ出しして自分の足を引っ張っていたので、それが助けにならないことは立証済みです、笑。

ということで、習慣に気づいたら祝してくださいね!



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